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台湾へ強硬発言相次ぐ全人代「蔡政権は平和発展損なう」

北京で開会中の中国の全国人民代表大会全人代)で、台湾に対する強硬的な発言が目立っている。10日の台湾関連の会合では、昨年5月に発足した蔡英文(ツァイインウェン)政権について、代表の一人が「一つの中国を認めず、両岸関係の平和発展を損なっている」と批判した。

 全人代には、台湾出身で中国に渡った人物や、その子孫らから選出された「台湾省代表団」(13人)が設置され、中台の統一問題などを議論している。海外メディアにも公開された10日の会合では、議論の最後に発言した中国国内の台湾組織の幹部が「(中台の)両岸関係が冷え込んだ現在の状況は、完全に台湾側の問題だ。(就任した)昨年5月20日以来、蔡英文当局は両岸が一つの中国に属していることに同意しようとしない」と批判した。

 中国との関係を重視した国民党の馬英九(マーインチウ)前総統に代わって就任した蔡氏は、独立志向のある民進党の主席を務める。中国が重視し、受け入れを求めている「一つの中国」原則を認めておらず、中台間の公式な交流は止まった状態だ。